業種にも依存しますが、国内のECビジネスは商品数や競合店舗が多いため、ユーザーを取り合う飽和状態にあるといえます。
価格競争やブランド戦略などを行わなければならず、その際には多くのコストが必要となるものです。
そのため、ECを実施している企業・店舗のなかには、越境ECの実施をご検討中の方がいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、初めての越境ECにeBayをおすすめする理由を5つご紹介します。
越境ECにeBayをおすすめする理由
初めての越境ECにeBayをおすすめする理由は、下記になります。
集客力が高い
eBayは1995年に設立された、オークションサイトをルーツに持つ越境ECモールです。
展開国は190ヶ国、出品数は20億点、バイヤー数は1.32億人といわれており、世界最大規模のマーケットプレイスです。
日本国民に近い数のバイヤーを保有しており、自社の商品やサービスを求めるユーザーがいる可能性が期待できます。
飽和状態の国内とは異なり、未開の新規ユーザーを集客できる可能性が高い点はメリットといえるでしょう。
参考ページ:eBayホームページ「eBayについて」
(https://www.ebay.co.jp/about-ebay/)
世界だけでなく日本の販売も伸びている
近年では越境ECに着目する事業者が増加傾向にあり、世界だけでなく日本の販売も伸びている傾向にあります。
2023年度では「レディース アパレル&バッグ ブランド小物」や「時計・パーツ&アクセサリー」多く流通しました。
また、「自動車パーツ」や「デジタルカメラ」などが前年比で40%以上の伸長です。
これらにはプロの鑑定士が鑑定をしたり、Made in Japanを謳っていたりすることが要因と考えられます。
初期費用が必要ない
eBayアカウントは無料で作成できるほか、下記のように複数のプランが用意されています。
フリー | ライト | プロ | ビジネス |
¥0/月(税込) | ¥4,950/月(税込) | ¥9,900/月(税込) | ¥19,800/月(税込) |
月間新規出品 20件まで | 月間新規出品 200件まで | 月間新規出品 1,000件まで | 月間新規出品 3,000件まで |
一括出品 | 一括出品 | 一括出品 | 一括出品 |
再出品 無制限 | 再出品 無制限 | 再出品 無制限 | 再出品 無制限 |
個別編集 無制限 | 個別編集 無制限 | 個別編集 無制限 | 個別編集 無制限 |
商品管理 200件まで | 商品管理 800件まで | 商品管理 3,200件まで | 商品管理 12,000件まで |
一括ツールダウンロード | 一括ツールダウンロード | 一括ツールダウンロード | 一括ツールダウンロード |
一括ツールアップロード | 一括ツールアップロード | 一括ツールアップロード | 一括ツールアップロード |
在庫連携 | 在庫連携 | 在庫連携 | 在庫連携 |
スタッフアカウント | スタッフアカウント | スタッフアカウント | スタッフアカウント |
無料で使う | 無料で試す | 無料で試す | 無料で試す |
出費やリスクを最小限に抑えて越境ECを始められる点も、eBayのメリットといえるでしょう。
公式サポートが用意されている
越境ECを始める際、商品詳細の翻訳、データー作成、配送ラベル準備などをクリアしなければなりません。
これらを自社サイトのみで運用する場合、それぞれにノウハウが必要になることから、円滑な運用ができないことがあります。
eBayには日本の営業時間内であれば、日本語で話せるサポートを受けることができます。
不明点をすぐに聞くことができ、早期解決ができる点はeBayが持つ大きなメリットになります。
外部ツールが豊富にある
eBayには日本のセラーに特化した、さまざまな課題を解決できる外部ツールが用意されています。
ツールを使用することで、受注確認から出荷までを一元管理したり、出荷時に必要となる発送ラベルを発行したりできます。
月額費用はツールによりさまざまですが、なかには無料で利用できるものがあるため、積極的に使うことをおすすめします。
最小限の労力で最大の効果を発揮するためには、ツールの使用は不可欠な要素です。
eBayで越境ECを始める場合の注意点
eBayで越境ECを始める際には、下記に注意しましょう。
- 出品数の制限(セリングリミット)がある
- 無料枠を超えると出品手数料がかかる
- 取引相手によっては英語でのやり取りが必要になる
eBayには新規アカウントに対して月間出品数が10商品、または500ドルまでしか出品できないセリングリミットを設けています。
こちらについてはeBayが自動で引き上げるか、電話交渉により引き上げることができます。
出品数については契約をしているプランにより異なるため、無料枠を超えた場合は有料枠に移動しましょう。
また、顧客との関係が構築されていくと英語でのやり取りが必要になる点には注意が必要です。
おわりに
本記事では、初めての越境ECにeBayをおすすめする理由をご紹介しました。
下記が初めての越境ECにeBayをおすすめする理由であり、多くの事業者が参入を検討する要因となっています。
- 集客力が高い
- 世界だけでなく日本の販売も伸びている
- 初期費用が必要ない
- 公式サポートが用意されている
- 外部ツールが豊富にある
一方、出品数の制限(セリングリミット)がある、無料枠を超えると出品手数料がかかる、取引相手によっては英語でのやり取りが必要になる点には注意しましょう。
越境ECを始めてみたいという方は、eBayを使ってみてはいかがでしょうか。